【院試対策】大学院入試の理想的な勉強スケジュール

院試・大学院生活

院試勉強はいつから始めるべきか、悩んでいる大学生は多いでしょう。なんといっても、大学受験とは違って院試は情報が少なすぎます。

ネットで調べると、めちゃくちゃ勉強している人の話も出てきますし、全然勉強していない人の話もでてきます。

そこで、この記事では私の経験や周りの様子を元に、おすすめの院試勉強スケジュールをご紹介致します。

院試は1ヶ月程度の対策で何とかなる場合もある、が、、

世の中には、1ヶ月程度しか院試勉強をしない人がいます

しかしながら、1ヵ月程度しか院試勉強をしない学生のほとんどは、「学部で所属していた研究室にそのまま残る」というパターンです。この場合、多少周りの受験者より点数が低くても、教授が合格を出す可能性が高いので、1ヶ月でもなんとかなったりします。

「え?周りより点数が低かったら合格しないんじゃないの??」と思ったそこのあなた!ぜひ、以下の記事をご覧ください。

まあ、いま振り返ると、いくら学部で所属していた研究室に残るとはいえ、1ヶ月しか院試勉強をしないのはあまりにもチャレンジャーですね。実際、私の友達は適当な対策をした結果、学部で所属している研究室を第1志望にしていたにも関わらず、あっさり落ちて留年していました。

これを読んでいるみなさんは、「1ヶ月あれば余裕」などと考えないようにしましょう!

理想は受験の1年前。最低でも4年生の4月から。

学部で所属していた研究室に残る場合、一般的には、4年生の4月から始めて、3~4か月程度で一気に対策する人が多い印象です。

しかし、もしあなたが私と同じように、「自分が学部で所属している研究室とは別の研究室を受験したい」というのであれば、より長い勉強時間を確保すべきです。

個人的には、試験の1年前から対策を始めることを強くおすすめします。

4年生の8月ごろに試験が実施することが多いと思いますので、3年生の夏休みが始まる時期から対策を始めましょう。対策と言っても、最初の1ヵ月程度は「院試の教材をいくつか調べて、買ってみる」という程度の準備で大丈夫です。

私はどうだったのかというと、3年生の11月ごろから院試を意識した勉強を始めました。結局、最後まで試験範囲を勉強しきれず、不安を抱えながらの院試になってしまい、「もうちょっと早く始めておけばよかった」と後悔しました。

みなさんはぜひ1年前から勉強してほしいと思います。

過去問を本格的に説き始めるのは試験3か月前からでもOK

院試対策の基本は過去問演習です。院試の勉強を始めようと思ったならば、すぐに過去問を入手して解いてみましょう。

さて、初めて院試の過去問を見た人の多くは、そのレベルの高さに驚くと思います。私もめちゃくちゃビビりました。「こんなの解けるようになるわけない!」と感じたものです。

とはいえ、多くの大学院は学部1・2年レベルの問題を中心に出題します。東大でもそうです。したがって、基礎固めさえできれば、案外簡単に点数は取れるようになります。(逆に言えば、院試が解けないということは、学部1・2年レベルの基礎を忘れているということになります。)

基礎固めの期間に、過去問が解けるようになる必要はありません。本格的に過去問を説き始めるのは、試験3か月前くらいからで良いと思います。しっかりと基礎ができていれば、この時点である程度の手ごたえを感じられるはずです。

ただし、「試験3か月前まで過去問を一切見ない」というのはやめましょう!!試験のレベル=ゴールを把握せずに基礎固めを始めるのは大変危険です。解けなくても全然かまわないので、まずは今すぐに過去問を見てみてください。

英語の対策も、1年あれば問題なし!

ほとんどの大学院では、外国語の試験やTOEIC・TOEFLのスコアが課されると思います。英語は院試だけでなく人生において非常に役立つスキルですから、できる限り早い時期から時間をかけて対策してください。

とはいえ、TOEICやTOEFLは、1年ほど対策するだけでかなりのスコアアップを見込めます。そういった意味でも、院試対策は試験1年前から開始することをおすすめします。

ちなみに、私はTOEFL対策をさぼっていたせいで大変なことになりました。短期間で一気に仕上げた経緯を以下の記事に書いています。

TOEICの目標点については、以下の記事に記載しております。

1年以上前から始められる院試対策3選

もしかしたら、

まだ院試まで1年以上あるけど、なにか対策をしておきたい!!

という意欲ある学生さんがいらっしゃるかもしれませんね!!そんな方に、いますぐできるおすすめの院試対策を3つお伝えします。

その1:受験予定の院試の過去問を見てみる

もし受験予定の大学院が決まっていたら、院試の過去問を見てみましょう!解かなくてOK!見るだけで十分です。これだけでも周りとはずいぶん差がつきますよ。

院試の問題の入手方法ですが、先輩がいればもらえないかお願いしてみると良いと思います。大学によっては、ホームページで公開していたり、販売を行っていたりしますので、チェックしてみてください。

その2:英語の勉強をめちゃくちゃやる

英語はほとんどの大学院で必須です。英語だけはどれだけやっても損しません。とにかく、いますぐ英語をやりましょう!!

TOEFLが受験科目の場合でも、3年生まではとりあえずTOEICに集中して問題ないです。というか、院試を受けない人でもTOEICはめちゃくちゃやって欲しいです…。目標点などは、以下の記事をご参照ください。

その3:(理系なら)数学検定1級を受けてみる

理系の場合、基本的に数学が受験科目になっているはずです。出題内容は、線形代数や微分積分といった、学部1年生で習うものも多数含まれているのですが、この対策として最適なのが数学検定1級です。

なにも実際に受験する必要はありませんが、数学検定1級は、ちょうど院試の基礎固めをするのに最適なレベルです。私も何度か受験しました(2次試験は合格したのですが、1次試験はミスを連発しつづけ未だ不合格…)。

また、院試の数学対策でおすすめの参考書を以下の記事でご紹介しています。これらの教材に院試1年前から取り組んでおけば、まず合格間違いないでしょう。