【2021年最新】早慶と地方旧帝大で迷ったらどっちに行くべきか?

大学受験

今日は、「早慶と地方旧帝大で迷っているけど、どっちに行った方がいいの?」というお話です。どれも素晴らしい大学であることには間違いないので、どこに行っても問題ないでしょう。ただ、あえてどちらかを選べと言われたら、私は早慶を選びます。以下で、理由を詳しくお話します。

早慶、地方旧帝大って?

そもそも、「早慶」「地方旧帝大」とはなにでしょうか。このあたりの話は、以下の記事で詳しくまとめております、が、本記事でも簡単にご説明いたします。

早慶とは、早稲田大学と慶應義塾大学(以下、慶応義塾大学とも表記)のこと。どちらも大都会TOKYOにある名門大学です。慶応義塾大学の日吉・矢上キャンパスは神奈川県ですが、ほぼ東京。(湘南藤沢キャンパス(SFC)はさすがに東京とは呼べないですが…まあ気にしないでください。)

地方旧帝大とは、地方にある旧帝国大学のこと。帝国大学とは、明治19年に公布された帝国大学令によって設立された9つの旧制高等教育機関で、まあ簡単に言うと最も歴史がある超名門国立大学、です。旧帝国大学は、以下の通り。

旧帝国大学
  • 東京大学(旧、東京帝国大学)
  • 京都大学(旧、京都帝国大学)
  • 東北大学(旧、東北帝国大学)
  • 九州大学(旧、九州帝国大学)
  • 北海道大学(旧、北海道帝国大学)
  • 大阪大学(旧、大阪帝国大学)
  • 名古屋大学(旧、名古屋帝国大学)
  • ソウル大学校(韓国のトップ大学。旧、京城帝国大学)
  • 国立台湾大学(台湾のトップ大学。旧、台北帝国大学)

普通、地方旧帝大と言えば、北海道大学、東北大学、名古屋大学、九州大学、の4つを指します。(大阪大は、入ったり入らなかったり。)

で、早慶と地方旧帝大は偏差値が近しいこともあり、進路先でどちらに行くか、悩むことが多いんですね。

早慶と地方旧帝大のレベル感

早慶も地方旧帝大も、非常にレベルの高い大学であることは間違いないです。ただし、やはりそれぞれ特色はあり、レベル感も若干違います。以下で、早慶と地方旧帝大のレベル感をお話します。

※レベルというのは、受験の難易度や研究の実績などを総合して申し上げております

早慶 = 上から下まで幅広く、トップは超優秀

受験の偏差値に関して、早慶は上から下まである程度の幅があります。

早稲田の政治経済学部や先進理工学部、慶応の法学部や医学部のような超高難度な学部もある一方で、スポーツ推薦や指定校推薦の割合が多い学部もあります。また、附属高校からの推薦入試もあります。

どんな入学方式でも立派な合格であることに違いありませんが、求められる能力はそれぞれ異なってきます。

まあ、端的に言えば、早慶には勉強があまり得意でない学生さんも一定数いらっしゃる可能性がある、ということです。

ただし、私の知る限り早慶のトップクラスは非常に優秀で、東大京大クラスがゴロゴロいます。というのも、早慶のトップ層には、「東大を受験したが、なぜか落ちてしまった人」や、「附属高校にいた超優秀な人材」がかなり含まれているからです。

ところで、旧帝国大学に入学する人は、ほとんどが初めから旧帝国大学を受験しており、東大や京大が第一志望の人はほとんど含まれていません(国立大学は併願できません。ただし、前期入試で東大・京大を受けて、後期入試で地方旧帝大を受験するパターンは考えられます)。

したがって、私の印象では、トップのずば抜け具合では、地方旧帝大は早慶には届きません(早慶の方が上)。

高校時代、

超優秀な友人
超優秀な友人

なぜか東大に落ちたので、早稲田に入学した

という超優秀な友人を何人も見てきました。彼らを知っているので、私は「早慶はレベルが低い」とはとても言えないのです…(とはいえ、”本当に”頭がぶっ飛んでるレベルの友人は、全員まったく危なげなく東大に入っていきましたが。マジな天才にとって、東大合格はベリーイージーのようです。)

早慶の研究レベルも、総じて高いと考えています。ただ、研究力が色濃く反映される世界大学ランキングで、早慶は旧帝大に届いていません。こちらについては、次の地方旧帝大の説明で触れます。

また、「いままで早慶からノーベル賞受賞者が1名も出ていない」という点も気がかりです。日本にはたくさんのノーベル賞受賞者がいますが、実は全員が国立大学の卒業生なのです。これだけ高レベルな学術研究をしている早慶にノーベル賞受賞者がいないのは意外ですが、これは国立大学の研究レベル・研究設備の良さを反映しているとも言えるでしょう。もっとも、ノーベル賞の受賞のきっかけとなった研究は、どれもかなり昔に行われたものなので、近年の研究レベルをそのまま反映しているわけではないのですが。

地方旧帝大 = 総じて高レベル

地方旧帝大に関して、受験の難易度は、どこももれなく高難易度です。もちろん、大学や学部によって多少の差異はありますが。

地方旧帝大は、一般入試を受験して入学する学生がほとんどであり、スポーツ推薦や附属高校からの推薦は、基本的にありません。したがって、全員があるレベルの受験を突破したことが保証されています。

ただし、先ほども申し上げた通り、首都圏の「なにかの間違いで東大・京大に落ちてしまった受験生」の多くは早慶に進学します。したがって、東大・京大を目指すトップ層は、あまり地方旧帝大にいない印象です。

研究レベルは非常に高く、設備も充実しています。

これは、世界大学ランキングにも反映されています。例えば、英国クアクアレリ・シモンズが発表した2020年版の世界大学ランキングについて、国内の順位は以下の通りです。

  • 国内1位、世界22位:東京大学
  • 国内2位、世界33位:京都大学
  • 国内3位、世界58位:東京工業大学
  • 国内4位、世界71位:大阪大学
  • 国内5位、世界82位:東北大学
  • 国内6位、世界115位:名古屋大学
  • 国内7位、世界132位:北海道大学、九州大学
  • 国内9位、世界196位:早稲田大学
  • 国内10位、世界200位:慶応義塾大学

このように、研究に関する世界からの評価は、旧帝国大学(と東京工業大学)が、早慶より上に位置していることが分かります。ハイレベルな学術活動を行うのであれば、地方旧帝大はとても良い選択です。

早慶をおすすめする理由

さて、冒頭でも申し上げた通り、「早慶に行くか地方旧帝大に行くか」について、私は基本的に早慶をおすすめします。ただし、初めに1点断っておきたいのは、「もしあなたが本気で学術研究に没頭したいのであれば、地方旧帝大の方が良い可能性が高い」、ということです。

先ほども申し上げた通り、国立大学は研究設備が充実しており、世界からの評価も高い傾向にあります。早慶も素晴らしい研究を行っていますが、学術面においては、やはりまだ国立大学に分があるでしょう。(あと、早慶は学費が高いです…)

それにもかかわらず、なぜ私が早慶をおすすめするのか。

いくつか理由はありますが、まず大前提として、私は「ほとんどの学生は学術研究の道に進まない(進めない)」という点を重視して判断しました。

もちろん、研究者の道を目指すのは素晴らしいことです。ただ現実問題として、研究者になれる人材はごくわずかで、ほとんどの学生の進路は一般企業への就職です。

「大学入学時は研究者への道を志望していたが、途中で一般就職志望に変わる」というのも、あるあるパターンです。また、初めから企業への就職を目指して大学に入学する学生も多いでしょう。こういった場合、圧倒的に早慶にメリットがあります。

今回、就職・ビジネス面において早慶に進学するメリットとして、「無敵の学歴」「圧倒的な人脈」「TOKYO」という3つをご紹介します。

無敵の学歴

学歴フィルター、という言葉をご存知でしょうか。就職活動において、企業が学生を学歴で評価することがありますが、この「学歴のフィルター」を学歴フィルターと言っています。学歴が原因で選考に落ちることを、「学歴フィルターに引っかかった」なんて言ったりします。

この学歴フィルターですが、例えば東大生は問答無用で通過できます。京大生も同様です。では、どの大学まで問答無用で学歴フィルターを通過できるのでしょうか?

これに関して、「未来をつくるキャリアの授業」という本に、非常に興味深い記述があります。

外資系戦略コンサルティングファームでは、国内の大学で言うと、東京大学・京都大学・一橋大学・東京工業大学・慶応義塾大学・早稲田大学の卒業生を主な対象としており、(後略)

外資系戦略コンサルティングファームは、学歴フィルターが最も厳しい業界です。この業界で、早慶は東大や京大と並んで最優遇される大学というわけですから、学歴フィルターにおいて早慶は最強と言えます。この本を信じれば、早慶は地方旧帝大より上です。

もちろん、実際にはそう単純な話ではないですし、地方旧帝大だからといって落とされることはほとんど無いと思いますが、少なくとも早慶に行けば就職時に学歴フィルターで困ることはありません。

圧倒的な人脈

早慶はビジネスに積極的な雰囲気があります。

わかりやすいのは、卒業生の活躍でしょう。例えば、上場企業約3600社の社長の出身大学について、トップ3は慶応、早稲田、東大というデータがあります。慶応出身が303名、早稲田と東大が同数で192人です。(2018年7月時点)

参考:早慶出身「社長」一覧 | 早稲田vs.慶応 最強私学はどっちだ? | 特集 | 週刊東洋経済プラス

また卒業生に限らず、現役生にもビジネスに前向きな学生が大勢います。そのような学生と学生時代からつながっておくことは、就活やその後のビジネスにおいて大きなプラスとなります。

ビジネスに関して言えば、「人」という観点においても、早慶は非常に素晴らしい環境です。

TOKYO

TOKYOに住むということ…実は、これは今回ご紹介した3つの中で最も大きなメリットです。

まず就職活動において、「東京へのアクセス」は極めて重要です。就活が本格化する時期は、平日も含めて連日イベントが発生します。そして、ほとんどのイベントは東京で行われます。その時、地方に住んでいたら、参加できませんよね。

私が就職活動をしているとき、会社説明会のためにわざわざ新幹線を使っている他の学生を見るたびに、東京にいることのアドバンテージを痛感せざるを得ませんでした。私は比較的活発に就職活動をしていましたが、地方に住んでいたら絶対にできませんでした。

また、ビジネスに興味がある学生であれば、就職活動前からインターンシップに行くべきです。この場合も、東京にいることは圧倒的なメリットになります。東京には新進気鋭のベンチャー企業がたくさんあり、多種多様なインターンシップを提供しています。地方とは比べ物になりません。

ほかにも、東京にいるからこそ触れられる情報はたくさんあります。早慶、東大、東工大、一橋大といたトップ大学の学生同士での交流も盛んです。早慶の学生さんが地方旧帝大の学生さんと比べて就活で強いのは、頭がいいというよりは「圧倒的な情報量の差」によるものだと思っています。

東京にいることの価値は、高校生の皆さんが思っている以上に大きいのです。

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