【大学受験】自分に合った教材選びの4つのコツ

大学受験

大学受験を控えているみなさん、教材選びには困っていませんか?本屋さんに行くと教材があふれていますし、選び方に迷うと思います。

今回は、自分に合った教材の選び方をお伝えします。また、購入した教材の効果的な使い方もご説明します。

その① 合う教材や効果的な使い方は一人ひとり異なることを知る

まず意識の話ですが、教材が合うかどうかは、一人ひとりで違います。すなわち、大人気の教材があなたに合わない可能性は全然ある、ということです。

これは、勉強法でも同じです。例えば、「単語帳は1冊をやりこめ」ということはよく言われることですが、中には「複数の単語帳を使い分けよう」と主張する人もいます。「勉強は朝早くからやるべきだ!」という意見は散見されますが、実は夜に勉強したほうがはかどる人もいます。何が合っているかは、一人ひとり違います。

教材を選ぶ際は、この点を忘れないようにしましょう。すなわち、「みんながオススメしているし、絶対この教材をやった方が良いんだ」というような思い込みは危険です。誰にでも合わない教材はあるので、「これ、本当に自分に合ってるかな?」という自問自答を怠らないようにするべきです。

その② やった方が良いことではなく、やらないといけないことを考える

教材選びで、「この教材はやったほうが良いですか?」と聞いてくる人がいます。基本的に、この質問に対する回答は常に「YES」です。なぜなら、やって害のある教材はほとんど無いからです。

しかし、時間は有限です。当然ですが、日本中の全ての教材をやることはできません。何か新しい教材に手を出すということは、それまでやっていた何かを諦めるということです。そう考えると、「この教材はやったほうが良いですか?」という質問に、ほとんど意味がないことがわかります。

考えるべきは、やったほうが良いことではありません。「やらないといけないこと」です。合格のために、絶対にやっておくべきこと、理解しておくべきことは何か、という視点で、教材を選んでみてください。

その③ 評判のよい教材を常にチェックしておく

人気の教材の中でも、特に多くの人がおすすめするような「名著」は、まず一度チェックすべきです。インターネットで「教材 おすすめ」と検索しても良いですし、Amazonのレビューを読んでみるのも良いでしょう。

そして、できる限り書店等で実物を見てみてください。「いま使っているものより良さそうだな~」と思ったら、積極的に買ってみましょう。

その④ 10冊買って9冊無駄にする、くらいの気持ちで買う

佐藤亮子さん、通称「佐藤ママ」をご存知でしょうか。ご自身のお子さん4人全員を東大理Ⅲに入学させた、とんでもないお母さんです。そんな佐藤ママが、こんなことをおっしゃっている記事がありました。

例えば、話題の参考書が3冊あったとしたら、3冊すべてを買うようにしていました。普通はどれか1冊だけを買うのかもしれませんが、どの参考書と相性がいいかは、実際に使ってみないと分からないですよね。 10冊買って、そのうち9冊は使わないこともありました。でも、その9冊の無駄が大事なんです。いいものと出会うためには、色々なものを試してみないと。

NewsPicks |【佐藤亮子】「お金の無駄」を恐れると、子どもは育たない

この考え方は、本当に素晴らしいと思います。多くの人は、教材を選ぶときに労力をかけると思うのですが、やはり教材が合うかどうかは実際にやってみないとわかりません。「良さそうな教材があれば、とにかく買ってやってみる」という姿勢は、とてもオススメです。

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