2021年の東大合格者高校ランキング
順位 | 高校名 | 国/公/私立 | 男/女/共学 | 合格者数 | 昨年から |
---|---|---|---|---|---|
1 | 開成 | 私 | 男 | 144人 | -41人 |
2 | 灘 | 私 | 男 | 97人 | +18人 |
3 | 筑波大学附属駒場 | 国 | 男 | 89人 | -4人 |
4 | 麻布 | 私 | 男 | 85人 | +19人 |
5 | 聖光学院 | 私 | 男 | 79人 | +17人 |
6 | 西大和学園 | 私 | 共 | 76人 | +23人 |
7 | 桜蔭 | 私 | 女 | 71人 | -14人 |
8 | 渋谷教育学園幕張 | 私 | 共 | 67人 | +7人 |
9 | 東京都立日比谷 | 公 | 共 | 63人 | +23人 |
10 | 駒場東邦 | 私 | 男 | 56人 | -7人 |
11 | 神奈川県立横浜翠嵐 | 公 | 共 | 50人 | +24人 |
12 | 浅野 | 私 | 男 | 48人 | +9人 |
13 | 海城 | 私 | 男 | 47人 | -12人 |
13 | 栄光学園 | 私 | 男 | 47人 | -10人 |
15 | 埼玉県立浦和 | 公 | 男 | 46人 | +13人 |
16 | 久留米大学附設 | 私 | 共 | 36人 | +5人 |
17 | 渋谷教育学園渋谷 | 私 | 共 | 33人 | -2人 |
17 | 早稲田 | 私 | 男 | 33人 | +6人 |
17 | ラ・サール | 私 | 男 | 33人 | -9人 |
20 | 愛知県立旭丘 | 公 | 共 | 31人 | +1人 |
20 | 愛知県立岡崎 | 公 | 共 | 31人 | +12人 |
20 | 甲陽学院 | 私 | 男 | 31人 | -2人 |
23 | 東京学芸大学附属 | 国 | 共 | 30人 | +2人 |
23 | 東海 | 私 | 男 | 30人 | +4人 |
25 | 筑波大学附属 | 国 | 共 | 29人 | -7人 |
25 | 東大寺学園 | 私 | 男 | 29人 | -7人 |
27 | 武蔵 | 私 | 男 | 28人 | +7人 |
28 | 洛南 | 私 | 共 | 26人 | +10人 |
29 | 茨城県立水戸第一 | 公 | 共 | 23人 | +15人 |
30 | 茨城県立土浦第一 | 公 | 共 | 22人 | -4人 |
30 | 市川 | 私 | 共 | 22人 | +8人 |
30 | 女子学院 | 私 | 女 | 22人 | -11人 |
33 | 豊島岡女子学園 | 私 | 女 | 21人 | -8人 |
34 | 東京都立西 | 公 | 共 | 20人 | 増減なし |
34 | 富山県立富山中部 | 公 | 共 | 20人 | -4人 |
36 | 栃木県立宇都宮 | 公 | 男 | 19人 | +8人 |
36 | 千葉県立千葉 | 公 | 共 | 19人 | -1人 |
36 | 東京都立国立 | 公 | 共 | 19人 | +3人 |
39 | 東京都立小石川中教 | 公 | 共 | 18人 | +8人 |
39 | 福岡県立修猷館 | 公 | 共 | 18人 | +2人 |
参考資料:週刊朝日、サンデー毎日、各高校のウェブサイト等
2021年のランキングで注目すべき高校
開成高校
東大に最も多くの合格者を輩出する高校と言えば開成高校。今年も不動の1位を危なげなく獲得しました。とはいえ、合格者数は昨年から41人も減らすという大波乱の展開。2位の灘高校とは大きく差があるので、しばらくは開成高校のトップは変わらないと思われますが、この合格者数の減りを食い止められるのか、あるいは…。
西大和学園高校
2019年の42人、2020年の53人に続き、今年も合格者を伸ばした西大和学園高校。ついにランキング1桁の座を獲得しました。今後、東大合格者ランキングの上位常連校と認識されるまでに合格者を安定させられるのか、注目です。
東京都立日比谷高校
ここ数年、公立高校の中では頭一つ抜け出している日比谷高校。今年はなんと昨年から23人も合格者を増やし、まさかの63人。今後、私立中高一貫校ではなく日比谷高校を狙う子供たちが増えそうです。
神奈川県立横浜翠嵐高校
合格者を昨年より24人も増やし、絶好調の横浜翠嵐高校。ここ数年、東京の日比谷高校と埼玉の浦和高校が公立の2強として君臨していましたが、今年は浦和高校を上回りました。また、神奈川県の公立トップを争うライバルである湘南高校は今年12人の合格となっており、両校の差がかなり開いた結果となっています。
埼玉県立浦和高校
日比谷高校と横浜翠嵐高校の大躍進に隠れてしまいましたが、浦和高校も13人増えて46人の合格。調子が良かった2013年と同水準まで伸ばしており、公立トップ高校の1つとして安定した結果を残しています。浦和に限らず、今年はトップ公立高校が軒並み好調だったと言えます。
愛知県立岡崎高校
私が中学生だったころ、東大合格者ランキングの公立トップは岡崎高校で、それを東京の日比谷と埼玉の浦和が追いかけている状況でした。それから月日が経ち、岡崎高校は暗黒の時代に突入してしまいますが、今年ついに復活の兆しが見えました。このまま完全復活となるか、それともこれは偶然だったのか、来年以降の合格者数に注目です。
東京学芸大学附属高校、筑波大学附属高校
かつて超難関国立高校として名を馳せた学芸大附属高校と筑波大附属高校ですが、近年低迷が続いています。国公立内の序列においても危機的な状況で、日比谷には例年通りの惨敗。今年は翠嵐、浦和、旭丘、岡崎にも敗れてしましました。果たして、今後の復活はあるのでしょうか。
茨城県立水戸第一高校、茨城県立土浦第一高校
茨城県の公立トップの座は長く土浦第一高校が保持していましたが、水戸第一高校が急激に合格者数を伸ばしてついに逆転しました。水戸第一が土浦第一を越えるのは、なんと1987年以来のことです。土浦第一も安定して合格者を輩出しており、伝統ある両校の活躍が頼もしい限りです。
女子学院高校、豊島岡女子学園高校
名門女子高校として桜蔭に次ぐNo.2、No.3のポジションにいる女子学院と豊島岡女子。両校ともに昨年より合格者数を減らしてしまいました。女子高校は桜蔭が単独で頑張っている状況になってしまっているため、是非女子学院と豊島岡女子にも頑張ってもらいたいところです。
東京都立小石川中等教育学校
合格者数を伸ばして中等教育学校の星となった都立小石川中教。これまで都立の名門と言えば、日比谷、西、戸山、国立といったところでしたが、ここに小石川中教が割って入るような雰囲気を感じます。