コンサルの新卒研修に向かう人へのアドバイス

コンサル業界向けアドバイス 就活・大学生活

今日は3月31日。明日から新生活、という人は多いでしょう。さて、この記事は、特に明日から新卒でコンサル業界に飛び込む人への、先輩としてのちょっとしたアドバイスです。

※ファームによっては、私からのアドバイスがあまりフィットしないかもしれません。なるべく汎用的なアドバイスとなるよう心がけますが、ご容赦ください。

コンサルの新卒研修が始まる人へのアドバイス

その1:研修は配属に関わる可能性大。気合を入れよう!

入社すると、しばらくは研修期間になるかと思います。もし入社時点で配属が決まっていないのであれば、この研修期間のパフォーマンスによって配属に影響が出る可能性は、非常に高いと言えます。

特に、総合系と呼ばれるような大きなファームであれば、扱っているソリューションやインダストリーが多岐に渡るため、最初の配属によってその後のキャリアパスが大きく変わります。

研修だからといって適当にやり過ごすのではなく、「配属に関わる可能性があるぞ…!」という意識を常に持ちましょう。

その2:第一印象は非常に大事!その後の評価への影響大

第一印象は非常に大切です。例えば、研修でグループディスカッションを行う場合、初期の時点から良いパフォーマンスを出していると、それをチェックしている社員さんから「あいつはできるな」という第一印象を得ることができます。そして、その印象は研修を通じてなかなか覆りません。

実際私の時も、序盤に良い評価を得ていたメンバーは、最後まで高い評価をキープできていたように感じます。是非、第一印象を良いものにできるよう、序盤のパフォーマンスに集中しましょう。

その3:まずはリラックスして、最低限のタスクをこなそう

その1やその2とやや相反するようにも見えますが、入社初日からアクセル全開で突撃するのも考え物です。まずはリラックスして、最低限のタスクをこなすことから始めましょう。

社会人になるということは、自分が思っている以上に大きな変化です。知らず知らずのうちに、相当のストレスを受けているもの。自分を過信してハードワークすると、すぐに心身のガタが来ます。

そもそも、「とにかくたくさん発言する」「とにかく注目されるような行動をする」というのは、必ずしも高い評価に直結しません。特に、“頭の良さ”が重視されるコンサルでは尚更です。

重要なのは、適切なタイミングで適切な行動をすること。まずは焦らず、じっくりと自分のすべきことを見極めましょう。

その4:つまらない事務手続きこそ、確実に実行しよう

入社直後は、書類の提出等の事務手続きが大量に発生します。こういった時こそ、「期限内に提出する」、「誤字脱字や書類不備が無いかを入念にチェックする」といった基本的なルールを守りましょう。

確かにつまらない作業ですが、逆に言えば誰にでもできる基本的なタスクです。こういった基本的なタスクを疎かにすると、「あいつはこんなこともできない無能だ」と評価されます。ディスカッション等で良いパフォーマンスを出していても、事務手続きができなければすぐに評価を落とされてしまいますよ。

その5:プライベートの予定はあまり入れないようにしよう

研修は基本的に定時で終了する日が多いと思います。17時や18時で研修が終わるとなれば、プライベートの予定を入れたくなってしまいますが、これはあまりおすすめしません。理由は2つあります。

1つ目の理由は、研修期間はしっかり体を休めることがなにより大切だからです。研修期間のパフォーマンスはその後のキャリアに影響しますから、研修のためにプライベートの時間を使って体を休めるべきです。また、予想以上にストレスがかかることが考えられますから、前もって体を休めるつもりで予定を立てておかないと、途中で心身が持たなくなるかもしれません。

2つ目の理由は、会社絡みで突然の予定が発生することが考えられるからです。例えば、グループ単位でのオンライン飲み会などが考えられます。もちろん参加は任意だと思いますが、その後のリレーション等を考えれば多少なりとも参加したほうが良いでしょう。また、ケースワークの研修等で徹夜になることも当然にあり得ます。

その6:寝よう!たまに散歩しよう!

コンサルの新卒研修は大変です。何度か触れましたが、とにかく心身を壊さないことが大変です。

時間があれば、とにかく寝てください。やるべきことややりたいことが山積していても、結局は寝てしまったほうが全体として良い方向に進むことがほとんどです。

また、もし時間に余裕があれば、散歩するのもおすすめです。コロナ禍でオンラインの研修が多いと思いますが、自室にこもっているとかなり気持ちが落ち込みます。気分転換に外を歩いてみるのも、心身を健康に保つうえで重要です。