心が折れかけたときに気持ちを切り替える3つの思考

心が折れそう 雑記

今日は、「頑張らないといけないとわかっているけれど、心が折れかけている。」というときに気持ちを切り替えるための、3つの思考をご紹介します。これは、メンタルを病んでいた大学院在学中の私が考えたもので、いまでも自分自身で実践していますし、なかなかに効果があると思っています。是非、参考にしてみてください。

大前提:本当に病んでいるなら別のケアが必要

まず大前提として、今回お話しする思考法は、「頑張らないといけないとわかっているけれど、心が折れかけているとき」に有効な考え方です。

もし、メンタルが重度に病んでいる場合、必要なのは十分な休息であり、専門家によるケアです。うつ病に片足を突っ込んでいるような状態であれば、この記事の内容は実践せず、すぐに必要な治療を受けてください。

参考までに、私が大学院在学中に精神科にかかったときの話を以下で書いております。

心が折れかけているときに気持ちを切り替える3つの思考

その1:「○○(自分にとっての大切な人)のために頑張ろう」

1つめは、「○○(自分にとっての大切な人)のために頑張ろう」と思うことです。

これは、割とありがちな考えかもしれません。「〇〇」に自分にとって本当に大切な人を入れ、その人の感情を具体的に想像することがポイントです。

例えば、私の場合は祖父母でした。「大学院、めちゃくちゃキツいし、もう中退しようかな」と思ったときでも、「ここで大学院を中退したら、祖父母は悲しむだろうな」と思えば、意外と頑張れてしまうものです。

また、私は1歳のときに生後間もない弟を亡くしているのですが、「ここで諦めたら、弟は天国でどう思うのだろうか」と考えれば、やはり頑張れてしまうものです。

その2:「ガダルカナル島で餓死した大日本帝国軍に比べたら、どうってことない辛さだ」

2つめは、「ガダルカナル島で餓死した大日本帝国軍に比べたら、どうってことない辛さだ」と思うことです。

ガダルカナル島の戦いとは、太平洋戦争中に発生した悲惨な戦闘です。大日本帝国軍は飢えやマラリアに悩まされ、多くの死者を出すことになりました。これにより、ガダルカナル島は、「餓島」とも呼ばれたといいます。

このような、悲惨な経験をしてきた人に思いをはせれば、自分の現状がいかに恵まれたものであるかを再確認できます。そして、「この程度でへこたれるものか」と、前を向くことができます。

もちろん、比べる対象はガダルカナル島の戦いで亡くなった軍人さんでなくても構いません。学生さんであれば、特攻隊として散った学生と自分を比べるのも良いでしょう。

私は鹿児島県を訪れた際、できる限り知覧の特攻平和会館に寄って、特攻隊として散った学生が遺してくださった手紙を読むことにしています(知覧特攻平和会館には、もう5・6回は行っていると思います)。大変、考えさせられます。

もしご興味のある方は、以下の書籍「知覧特攻平和会館、『いつまでもいつまでもお元気で』」を読んでみてください。

その3:「小学生の自分が今の自分の姿を見たら、きっと喜んでくれるだろう」

3つめは、「小学生の自分が今の自分の姿を見たら、きっと喜んでくれるだろう」と思うことです。

こちらは、適する人とそうでない人がわかれるかもしれません。私の場合、「将来、東大の大学院で研究をすることになる」なんて、小学生のころには夢にも思っていませんでした。

たぶん、小学生の私がこの事実を知ったら、ものすごく喜んでくれるはずです。そう考えれば、いまの自分を肯定できますし、もう少し頑張ってみようと思えるものです。

おわりに

今回は、私が実践している「気持ちを切り替える3つの思考」をご紹介しました。

精神的にきついと、生きるのが苦痛になってきます。しかし、もし状況が改善されれば、そのきつい過去は癒えていくものです。

人生は山あり谷ありですが、谷の時期をうまく切り抜けられる術を身につけておくのは、とても良いことかもしれません。