学歴ロンダは超おすすめ!就活で有利になります

院試・大学院生活

本日は、学歴ロンダリング(通称:学歴ロンダ)について解説します。

出身大学はその後の人生に大きな影響を与えます。誤解を恐れずに端的に言えば、「良い大学に入れば、良い企業に入りやすくなり、お金を稼ぎやすくなる」ということです。

では、大学受験で失敗してしまった場合、その後の人生は絶望的なものになるのでしょうか?

いいえ、実はいくつか「大学受験の失敗を取り戻す方法」があるのです。そして、そのうちの1つが学歴ロンダリングなのです。

なお、私の考える「大学に行く意味」については、以下の記事に記載しておりますのでぜひご覧ください。

学歴ロンダリング(学歴ロンダ)とは何か

学歴ロンダリング(通称、学歴ロンダ)とはズバリ、「大学を卒業後、より評価の高い大学院に進学すること」を意味します。

例えば、私は東京工業大学を卒業後に東京大学大学院に進学していますが、これはまさに学歴ロンダの典型例と言えるでしょう。(一般的には、東京工業大学よりも東京大学のほうが評価が高いと思いますので。)

ロンダリング(laundering)とは、洗濯する、きれいにする、という意味です。学歴ロンダリングは、大学院を利用して学歴をよく見せる行為であることから、このように名付けられています。

学歴ロンダリングの難易度

大学院の入試は簡単

大学院と聞くと、「よくわかんないけど、入学試験はチョー難しそう!」と考えている人がいらっしゃるかもしれません。

しかし、これは大きな間違いです。「大学院の入試に合格するだけ」であれば、大学受験と比較して圧倒的に難易度が下がります。

東大院はMARCH相当

例えば、「東京大学大学院合格」の難易度は、大学受験における「MARCH合格」と同程度の難易度です。(あくまで、私の肌感覚です。)

もちろん、入試で求められる内容がまったく違うので決して単純な比較はできないのですが、イメージとしては大きく外れていないと思います。

そんなわけで、東大の大学院生には、東大以外の学部を卒業した方がたくさんいます。早慶やMARCHはもちろん、日東駒専やそれ以下と評価されている大学を卒業されて東大院に来る方もいらっしゃいます。

もちろん、これは東大に限りません。一般に、大学院入試は大学入試と比較して非常にイージーです。

「大学院入試に合格すること」と、「希望の研究室に配属されること」は異なります。人気の研究室への配属を目指すとなれば、当然難易度は跳ね上がります。

学歴ロンダリングのメリット

さて、続いて学歴ロンダのメリットを2つご紹介します。

1. 高いレベルの研究や、自分がやりたい研究ができる

高いレベルの研究や自分がやりたい研究ができるという点は、学歴ロンダの素晴らしいメリットと言えるでしょう。

高いレベルの大学院に所属すれば、恵まれた研究環境が与えられます。最先端の設備を利用できたり、学会等への参加機会も多く与えられたりするでしょう。

また、通っている大学にやりたい研究を行っている研究室がないという場合、該当する研究を行っている大学院に入学することで、自分がやりたい研究ができるようになります。

例えば、医学の研究に関して言えば、基本的に東工大よりも東大が優れています。

そもそも東工大には医学部が無いこともあり、医療系の研究室はあまり多くありません。それに対して、東大は東大附属病院、東京大学医科学研究所といった国内最高レベルの医療機関を有し、その研究範囲は極めて広範囲に渡ります。

実際、私も東大に移ったことで、東工大とは比較にならないほどの素晴らしい研究環境に身を置くことができました。

研究環境は研究室ごとに異なるため、単純に「東工大より東大に行った方が良い研究ができる」とは言えません。

2. 就職活動で有利になる

就職活動で有利になるという点も、非常に大きなメリットです。というより、現実にはこの理由で学歴ロンダをする人が大半でしょう。

私の知る範囲でも、

  • 地方国立大から東工大の院にロンダし、日本を代表する超一流企業の花形部署に内定
  • 日東駒専レベルの大学から東大の院にロンダし、社員のほとんどが東大卒の独立行政法人に内定
  • MARCH以下の大学から東工大の院にロンダし、30歳の年収が1000万円を超えるようなトップコンサルティングファームに内定

といった例があります。

このように、学歴ロンダリングによって、「出身大学のレベルからは到底考えられないような高レベルの企業」に就職できた例がたくさんあります

また、仮に企業が出身大学のみで学歴を判断するとしても、例えば東大院に所属している学生は、東大の就活イベントに参加できます。

加えて、企業がリクルーターをつける場合、東大出身のリクルーターをつける可能性が高くなります。私も、某コンサルティングファームのリクルーターとして、東大出身の方がついてくださいました。

このように、様々な点で学歴ロンダリングは就職活動に役立ちます。そもそも、学部ロンダリングをしたということは、それなりに大学院入試の勉強を行って成果を出したということであり、企業からの評価が上がることはあっても、下がるなんてありえません。

学歴ロンダリングの注意点

続いて、学歴ロンダリングをする際に注意すべきことをご紹介します。

1. 就職のためだけにロンダリングするとキツい

まず覚えていただきたいのは、大学院は決して楽な場所ではない、ということです。私自身、大学院在学中にメンタルを壊し、中退を考えました。

「就職活動で有利になりたいから」という理由だけで大学院に進学すると、その後大変な思いをすることになります。

高いレベルの大学院に所属するということは、それだけ高いレベルの研究成果を求められるということです。大学院は就職予備校ではなく研究機関であるということを、忘れないようにしましょう。

2. 大学受験の結果は消えない

続いての注意点は、「大学受験の結果が無かったことになるわけではない」ということです。

一部の外資系の企業などでは、学歴フィルターを通す際に出身の大学院を考慮せず学部で判断することもあるようです。これほど極端ではなくとも、院卒の就活生はかなりの確率で出身の学部を見られています。

というのも、出身の大学院では「地頭の良さ」がわからないからです。私の知る限り、学部から上がってきた人(通称、プロパー)と、大学院から入学してきた人(ロンダ組)では、地頭の良さが相当違うように思います。

東工大に所属していたころ、学歴ロンダで他の国立大から入学してきた先輩がいらっしゃったのですが、正直あまり頭が良いとは言えませんでした。また、東大に進学後にも優秀とは言えない方に合うことがありましたが、そのような方は漏れなく学歴ロンダ組でした。

したがって、「学歴ロンダすれば大学受験の結果なんて全く関係ない」とはいきません。やはり、可能な限り大学受験の時点から結果を残しておくことが理想的です。

学歴ロンダリングを批判するのはおかしい

学歴ロンダリングについて、一部批判的な意見があることは事実です。

難しい東京大学入試を突破してきた人からすれば、生ぬるい努力で東大院に進学して「東大生」を名乗る人には違和感を覚えるはずです。「お前、所詮ロンダじゃねえか。あの難しい東大入試を受けてみろよ。」と、まあそうなるわけです。

そんなわけで、「学歴ロンダリングはけしからん」なんてことが、一部のネット上で言われています。

しかし、「学歴ロンダリングはけしからん」などという意見は、まったくナンセンスです。正々堂々と大学院入試に合格して入学しているわけですから、なにもやましいことはありません。

実際のところ、学歴ロンダリングを批判するような意見は、ネット上でしか見たことがありません。私自身、東大に在学中も卒業後も、学歴ロンダリングについて何か嫌なことを言われた経験は一度もありません。また、ともにロンダした周りの友人たちを見ても、やはり何も嫌な思いをしていないように見えます。

学歴ロンダリングを批判しているのは、実のところネット上に存在する一部の過激派に過ぎません。学歴ロンダリングをしたい大学生は、正々堂々と学歴ロンダリングをして欲しいと思います。

とはいえ、ロンダで入学したにもかかわらず、あたかも学部からその大学にいるような発言をするのは考え物です。

学歴ロンダリングを成功させるために必要なこと

学歴ロンダリングを成功させるために必要なことはただ1つ、大学院入試対策です。

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