本日は、私が東大の大学院修士課程に在籍していたときの時間割をご紹介します。
大学院の時間割については中々情報がありませんので、大学院への進学を考えている人にとっては参考になるかと思います。
そもそも大学院とは
大学院とは、大学の卒業生を対象に、さらに高度な研究・教育を行うための機関です。
大学院についての詳しい説明は以下の記事でご紹介しておりますので、本記事と合わせてご覧ください。
大学院修士課程の修了に必要な単位数は30単位前後
大学院は大学(学部)と異なり、講義ではなく研究がメインの生活となります。
しかしながら、修士課程や博士後期課程にも講義はあり、一定の単位数を取得しなければ修了(卒業)ができません。
メインは研究ですので、学部生と比較すると必要な単位数はかなり少なく、修士課程の修了要件は30単位程度となっていることが一般的です。私の場合、修士論文以外で20単位、修士論文で10単位の計30単位が必要で、31単位を取得して修了しました(勘違いで1単位余計に取っていました、、)。
修士論文が単位に換算されない専攻もありますので、その場合は純粋に授業で30単位程度を取ることになります。
ちなみに、博士後期課程(3年間)の修了要件は20単位前後が一般的です。
東大大学院の授業スケジュール
年間スケジュールは4ターム制
東京大学は、学部・大学院ともに授業日程は共通です。
夏学期と秋学期(冬学期とも言う)の2つの学期が存在し、それぞれがさらに2つのターム(夏学期はS1タームとS2ターム、秋学期はA1タームとA2ターム)に分けられています。
2021年度における各学期の具体的な日付の例は以下の通りです。なお、学部や専攻によっては、この日付から数日ずれることがあります。
ターム | 開始日 | 終了日 |
---|---|---|
S1 | 4月1日 | 6月3日 |
S2 | 6月4日 | 9月30日 |
A1 | 10月1日 | 11月26日 |
A2 | 11月27日 | 1月31日 |
1コマは105分間で1限は朝8時30分から
東大の授業は1コマが長いことで有名で、なんと105分間もあります。
東工大は学部、院ともに90分授業でしたが、それと比較して体感の長さが全然違います。
普通に集中力が続かないので、個人的にはもう少し短くて良いと思います、、、が、まあよほどのことが無い限り変更されないでしょう。
授業時間が長いこともあり、1限は朝の8時30分から始まります。早すぎぃ!
具体的な時間は以下の通りです。
開始時刻 | 終了時刻 | |
---|---|---|
1限 | 08:30 | 10:15 |
2限 | 10:25 | 12:10 |
3限 | 13:00 | 14:45 |
4限 | 14:55 | 16:40 |
5限 | 16:50 | 18:35 |
6限 | 18:45 | 20:30 |
東大理系大学院の曜日別時間割
ここでは、実際に私が東大大学院に在籍していた際の時間割を曜日別にご紹介します。
修士1年のS1ターム
このS1タームは、修士課程2年間のなかで最も授業を入れていました。1年生が講義を多めに受講するのは、学部も大学院も一緒ですね。
ただ、見て頂ければわかる通り、割とスカスカです。火曜と水曜の1限は辛いですが、木曜日は全休ですし、学部1・2年のときよりは楽でした。
この時期は就活も研究も本格化していなかったので、修士課程の2年間では最も楽だったタームです。
修士1年のS2ターム
S1タームで辛いポイントだった火曜と水曜の午前授業がなくなり、木曜日に加えて水曜日も全休となりました。
講義は少なくなったのですが、就活のせいでかなり忙しい日々を送っていました。(研究しろ!)
修士1年のA1タームとA2ターム
A1タームとA2タームは時間割が同じです。
水曜日に講義が復活し、その代わりに月曜日が全休となりました。これにより、土曜日から月曜日にかけて3連休を取ることができました(もちろん、研究しないといけない日もありますが。)
就活も早々と終わったので、特にA2タームは休息のひとときとなりました。
ただ、修士2年が近づくにつれて徐々に研究のプレッシャーが高まります…
修士2年
はい、修士1年で修士論文以外の単位を取得し切ったので、講義が全てなくなりました。通学する必要があるのは、火曜日の夜にあるラボの輪講(いわゆるゼミ)だけです。
ただ、修士2年は研究のトラブルやらなんやらで、非常に辛い1年となりました。講義がたくさん入っていた修士1年のS1タームのほうが全然楽でした。
修士2年の春に精神を病んだ話を、以下の記事でご紹介しておりますのでぜひご覧ください。