世界はつねに発展を続けてきました。それは現代も例外ではありません。
しかし、文明や国という単位でみてみれば、かつて栄華を極めたものの、その後跡形もなく消え去ってしまったものは、枚挙にいとまがありません。
古代ギリシャ、マヤ、そしてローマ。
どんなに発展した文明であっても、いずれ終わりは来ます。
最近では、ナウル。かつて地上の楽園と呼ばれた国ですが、いまや先進国とはかけ離れた経済水準です。
ナウル、世界一の贅沢に溺れた国の結末
太平洋にナウル共和国という小国がある。リン鉱石による莫大な収入で一時は税金や医療費、学費などすべて無料で、働く必要がなかった。しかしやがて、リン鉱石が枯渇した時、国民の3割が糖尿病に蝕まれ、国民の勤労意欲は失われていた。
そして、我が国日本。経済の低迷と人口減少に歯止めがかかりません。
これまで発展を続けてきましたが、そろそろ、疲れ切ったのではないでしょうか。
安らかに、終わる時代がきているように思います。
あのローマ帝国ですら、衰退したのです。なぜ日本如きが、このまま成長できるのか。むしろ、このまま衰退すると考えるほうが自然です。
人間は、所詮人間です。数千年前から、同じことを繰り返し続けているのです。
私たちは、覚悟しないといけないのです。